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はっち
30代の2児のパパ。上場企業のWebマーケティング部署にて累計1,000以上のSEO施策を実行。SEO対策のセカンドオピニオンとして、躍動中。伴走型のコンサルも並行しています。

【SEO初級】コンテンツ内のテキストがSEOの評価!記載内容が評価基準

ページ内のテキストこそ評価の対象

コンテンツ内のテキストは、GoogleがWebページを評価する際に最も重視する、かつ、基本的な要素です。

むしろ、テキストの内容が曖昧・不正確だと、評価も当然上がりません。

Google検索セントラル内の「検索エンジン用にサイトを最適化する」という項目では下記5項目について触れられています。

  1. わかりやすい説明を記載する
  2. 完全な情報を提供する
  3. 話題性を考慮する
  4. サイトを最新の状態に保つ
  5. テキストを使用する

多くのWebサイトオーナーが勘違いしていることは、いくらGoogleのAI技術が進んでいるとはいえ、「Webサイト内に記載してある以上のことは、Googleは理解できないし、察することもできない」ということ。

どんなWebサイトでも、①と②が重要であり、今回は②について解説します。もし検索順位が思うように上昇しない人は、上記項目にある基本的なことを見返しましょう。

SEOの基礎や概念から知りたい人は、こちらもどうぞ!
【全てのWebサイトに共通】SEOの概念と基本的な理解を言えますか?

書いてあること

コンテンツ内のテキストからGoogleが推察することはできない

GoogleのAI技術の発展によって、人間と同じ理解をするような動きにはなっているものの所詮は感情を持たないロボットです。

意外にもGoogle Search Consoleヘルプページには下記の様にはっきりと明記されている

「必要事項をすべて記載してください。Google がページ内容を推測することはありません。」

Google Search Consoleヘルプページ

つまり、例えリアル世界でどういった背景やストーリーがあっても、掲載されているテキスト内容以上にGoogleが推察することはできないということです。

本来人間同士の対話やページの内容を読んだ際には

あ、なるほど。つまりこういうことね!

は〜!良く分からないけど、何となく全体像は察した!

といった感情や理解が生まれますが、Googleにそういったものは通用しません。適切に、誤解・誤認のないようにテキストを用意する必要があります。

Googleが誤認・誤解するテキスト例

誤字脱字は当然NGですが、あいまいな主語述語が記載されていると正しく認識できない可能性があります。

例えば、下記の文章は読み手によって2つの理解を与えることになります。

太郎はゆっくりと歩く母親に近づいた

さていかがでしょうか。あなたはどう理解しましたか?

この表現では、ゆっくりと歩く人が「太郎」なのか「母親」なのかが分かりません。

もし確実に伝えるようにするのなら、下記のように表現をすると誤認する人は減りそうですよね。

A:ゆっくり歩いている人のが太郎の場合

歩く母親に、太郎はゆっくりと近づいた

B:ゆっくり歩いている人が母親の場合

ゆっくりと歩く母親に、太郎は近づいた

句読点1つ、主語述語が入れ替わると別の意味になるケースを散見します。(日本語って難しい!)

この主語述語によって入れ替わる内容を、Googleが前後の文脈から”多少”予測したとしても、その内容が本文の趣旨(あなたが言いたいこと)と合致しているかどうかを確認する術はありません。

もし「あなたが完璧な内容だ!」と思っていても検索順位が上がらない場合、こういった主語述語が崩れていることによって「伝わらない文章」になっている可能性もあります。

人間誰しも間違いはあります。私も当然ながら間違えることがあります。

ただ、その間違える数を極力ゼロに近づけることが「優秀なテキスト・文章」となりますし、ユーザーにもGoogleにもあなたが伝えたいことを正確に伝えることに直結します。

テキストの内容こそ「ページの品質評価」に影響する

Google検索品質評価ガイドラインの3.0内(Overall Page Quality Rating)では、ページは5段階で評価されると記載さています。

  1. Fully Meets (FullyM)
    最高評価。指名検索など、限定的な状況でしか利用しない。
  2. Highly Meets (HM)
    高評価。ユーザー需要に一致し、かつPage Qualityが高いことも必須。
  3. Moderately Meets
    普通。
  4. Slightly Meets
    低評価。価値が無いわけではないが、大きな欠点があるページが該当する。
  5. Fails to Meet (FailsM)
    最低評価。「Page Qualityの深刻な欠如」「スパム」「メインコンテンツ無し」など、無益なページ。

あなたの各ページが5段階のなかでどういった評価を受けているかをGoogleが開示してくれませんが、少なくとも「誤字脱字のない正確に伝わるページ」は最低ラインです。

当然ながら、ユーザーが求める(悩みを解決したいと望む)内容を用意することも忘れてはいけません。

ページの品質評価に関しては、誤字脱字のない正確なテキストの他に「E-A-T」「YMYL」「被リンク」も影響します。

ここでは詳しく解説しませんが、簡単に説明すると

専門性、権威性、信頼性のある人によって書かれた、誤字脱字のないユーザーが求める内容を網羅し、いろんな人から投票をもらっている(被リンクをもらっている)ページが品質の高いページと判断されると言われています。

繰り返しますが、少なくともサイトオーナーが出来うる最低限のことは「誤字脱字のないユーザーが求める内容」を構築することです。

詳しい話は、【全てのWebサイトに共通】SEOの概念と基本的な理解を言えますか?で説明しています。

まとめ

SEOで上位表示する際に、各コンテンツの内容は誤解を与えない文章が必須です。

曖昧な表現でユーザーにもGoogleにも意図しない伝わり方をされると本末転倒です。

都度、あなたの各コンテンツを見返し、ブラッシュアップ(更新・刷新)するように心がけましょう!

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