該当ページの要約を意味するディスクリプション(description)タグは、Googleが掲げるSEOスターターガイドでも触れられている重要な指標です。
多くの人が順位表示を目指すなか、実はディスクリプションは検索順位を決定つける要素には含まれていません。
つまり、ディスクリプションの設定有無に関わらず検索順位には影響しません。
では、順位に影響しないのになぜGoogleが重要な指標としているのか。このあたりを理解しながらディスクリプションの内容を設定しましょう。
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ディスクリプション(description)とは
ディスクリプションタグは、<meta name=”description” content=”●●”>と記載されるmetaタグのことで、検索結果でページの説明文として使用される可能性があります。
「可能性がある」としているのは、設定した内容が必ずしも完璧に表示されるわけでもなく、ユーザーが検索したキーワードによってはGoogleがページ内容に即した内容に書き換える場合があるからです。
引用:SEOスターターガイド。メタ ディスクリプション タグを使用するまた、titleタグと同様にディスクリプションの内容によってはクリック率に影響するため、検索順位に影響しないと分かっていてもWebサイトの流入に大きな変化を与えるので、適切な設定が必要です。
<h2>盲点:ページのテキストを丸コピしてはダメ</h2>
- 検索順位に影響しない
- Googleが勝手に書き換える可能性がある
こういった要素があるからか、導入部分やページのテキストをそのまま丸コピするといった、ディスクリプションを適当に設定する人がいますが注意しましょう。
SEOスターターガイドでも触れられています。
「以下のことは避けましょう。:ドキュメントの内容全体をメタ ディスクリプション タグにコピー&ペーストする」
引用:SEOスターターガイド。避けるべき事項文字数は、80〜120文字前後で設定
ディスクリプションに設定するテキストには文字数の上限や下限はありませんが、検索結果にテキスト全体が表示される程度の長さにすることをおすすめします。
- モバイルの場合:80〜85文字
- PCの場合:〜120文字
多くのユーザーがモバイルを使用して検索するため、原則としては80〜85文字で訴求したい内容を記載し、85〜120文字にはPC表示された際に追加で伝えたい内容を記載することをおすすめします。
ココで勘違いしないで欲しいのが、80〜85文字でディスクリプションを終わらせないことです。
理由は、あなたのページに訪れるのがモバイルなのかPCなのか不明だからです。
どちらにも対応するように、ディスクリプションは120文字前後で設定し、モバイルでも途中で文章が途切れないように前半部分である80〜85文字に魂を込めてページの概要を記載しましょう。
重複するページを存在させてはいけない
titleタグ同様に、同じページは1つして存在しないため、ページの概要となるディスクリプションも同じものは存在していはいけません。
いくら検索順位に影響しないとは言え、重複内容はページ理解の誤解を発生させることになるため、固有のディスクリプションを設定するようにしましょう。
なぜディスクリプションを設定する必要があるのか?
ココからは完全に私個人の考えなので、明確にGoogleが名言しているものではないことを前提に読み進めていただきたい内容です。
いくらGoogleのAI技術が発展しているといっても、所詮は感情はおろか察することのできないロボットです。
そのロボットに対して、過不足なく、認識違いを起こさせないためにディスクリプションを設定しましょうという見解です。
Googleは、titleタグ、description、見出しタグといった骨組みとなる要素をもとにWebサイトやページの構造を把握します。
つまり、「あ〜こういった趣旨のページなんだな!」と正確に理解してもらう重要な役目を担っているのがディスクリプションです。
人間だって「俺、私のこと察してよ!」と言ったところで「言ってくれなきゃ誤解するよ!」なんて日常茶飯事です。人間ですら誤解するのに、感情を持ち合わせていないロボットに「良き様に計らって」とお願いするのは無理があります。
そのため、正しく伝えられるように用意されているものは認識齟齬が起きないように設定すべきと考えています。