リンクしているURLの飛び先が違っててもリダイレクトしていればOKでしょ!
そう思っている人が多いですが、極力飛び先のページURLに直接飛べるように設定すべきです。
ステータスコード301、ステータスコード302のようなリダイレクト処理を行うことも間違いではありませんが、Googleにとって不必要な処理(時には遠回りになる処理)を行うことはできるだけ避けるべきです。
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リンクURLはページ先URLと一致させる
リンクURLはページ先URLと一致させると言っても、大きく2つに分かれます。
- 該当ページは存在していないが新しいページへ移動したのでリダイレクト処理するケース
- そもそもリンク先ページとアンカーテキストが異なっているケース
①の場合は、最終的に飛ばしたいリンクに1つずつ直接リンクで繋いであげましょう。
②の場合は、アンカーテキストの内容を示すページに正しくリンク修正すればOKです。
新しいページへ移動したのでリダイレクト処理するケース
Webサイトを運用していくにあたり、ページのURLが変更になることで、今まで使用していたURLからリダイレクト処理することもあります。
しかし、内部リンクに関しては自社(もしくは自分)で運営しているWebサイトであれば、基本的にステータスコード200となるように全て設定すべきです。
リダイレクト処理をするとしても、それは外部サイトからの被リンクを辿って訪れるユーザーに対して施すことがベストであって、内部リンクそのものは正しいリンク先URLに設定しましょう。
つまり、ここまでをまとめると
- 内部から内部ページへのリンク:全てステータスコード200になるように調整
- 外部から該当ページへのリンク:誤っているようであればリダイレクト処理するよう調整
となります。
そもそもリンク先ページとアンカーテキストが異なっているケース
リンク先ページとアンカーテキストが異なっているケースは、そもそも論で誤りです。
アンカーテキストとリンクURLは、アンカーテキストの内容とページ先コンテンツと一致させる必要があるとGoogleも明言しています。
https://developers.google.com/search/docs/beginner/seo-starter-guide?hl=ja#goodlinktext
アンカー テキストが効果的であればあるほど、ユーザーはナビゲートしやすくなり、Google はリンク先のページを理解しやすくなります。
SEOスターターガイド
リンク先のページの内容に関する基本的な情報がわかるアンカー テキストを作成してください。
SEOスターターガイド
ユーザーによってリンクする URL のバージョンが異なることがないように(その場合、同じコンテンツに対する評価が URL によって分かれる可能性があります)、ページの構造と内部リンクで 1 つの URL を使用し、参照するように注意します。ユーザーが複数の URL から同じコンテンツにアクセスしていることに気づいた場合は、優先度の低い URL から主要な URL への 301 リダイレクトを設定することをおすすめします。
SEOスターターガイド
通常は外部のウェブサイトの参照に関してリンクを検討しますが、内部リンクに使用するアンカー テキストにより注意を払うと、ユーザーや Google がサイトをナビゲートしやすくなります。
SEOスターターガイド
上記をまとめると、アンカーテキストの重要性に焦点があたっていますが、アンカーテキストがどれだけしっかりしていも、飛び先のURLのコンテンツとアンカーテキストの内容が合っていなければGoogleもユーザーもアンカーテキストに惑わされ、結果として求めるページではない(=目的が解決されない)ことになるので合致させる必要があります。
まとめ
内部リンクのURLが間違っていると、本来の内部リンクとアンカーテキストのマッチ度が薄れ、結果としてユーザーの不満に繋がるため、正しいリンクに修正しましょう。
リダイレクト処理しているリンクであっても、あくまで外部サイトからの流入のために設定するもので、内部リンクに関しては極力正しいページ先URLとなるようにリンクを再設定しましょう。