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はっち
30代の2児のパパ。上場企業のWebマーケティング部署にて累計1,000以上のSEO施策を実行。SEO対策のセカンドオピニオンとして、躍動中。伴走型のコンサルも並行しています。

低品質コンテンツとはユーザーが欲していないページ!内容を正しく理解

低品質コンテンツは削除もしくは追記がベスト

Googleが提唱するガイドラインを読んでいくと、低品質コンテンツって何?となりますよね。

文字通りの「質」を高めるコツは、文字数ではありません。

Googleは検索エンジン上で、ユーザーが求める最高の答えを、素早く届けることに全力を注いでいます。

ユーザー視点で「質の低いコンテンツ」ばかりが上位表示すると検索エンジンも粗悪なものになり利用ユーザー減少に伴って、広告収益がなくなる行為はGoogleも好みません。

そんな本末転倒になるような「低品質コンテンツ」を生み出してしまう原因は、検索キーワードの裏にあるユーザーの本当の意味を理解していないから。

SEOの基礎や概念から知りたい人は、こちらもどうぞ!
【全てのWebサイトに共通】SEOの概念と基本的な理解を言えますか?

書いてあること

Google 検索の基本事項に記載されている原則原理

まず、SEO対策が云々の前に、全てのWebサイトオーナーに「理解しておいてね」と明記している内容を改めて理解しましょう。

基本方針
  • 有用で信頼性の高い、ユーザー重視のコンテンツを作成する
  • ユーザーがコンテンツを検索するときに使われる可能性のある単語を選んで、これらの単語をページ上の目立つ場所(ページのタイトル、メインの見出しなど)や、わかりやすい場所(代替テキスト、リンクテキストなど)に配置する
  • リンクをクロールできるようにして Google がページ上のリンクを使ってサイト内の他のページを検出できるようにする
  • サイトに関する情報を発信する。自分のサイトで紹介しているサービスや製品について、同じような志向の人々と交流できるコミュニティに参加する
  • 画像、動画、構造化データ、JavaScript、などの他のコンテンツがある場合、それぞれのベスト プラクティスを実践し、ページのこのような部分も Google に提示するようにします
  • サイトに適した機能を有効にすることで、Google 検索でのサイトの表示を促進します
  • 検索結果に表示したくないコンテンツがある場合や、完全なオプトアウトを希望する場合は、適切な方法でGoogle 検索でのコンテンツの表示を管理します
Google検索の基本事項


そのうえで、禁止している行為も教えてくれています。

禁止事項
  • クローキング
  • 誘導ページ
  • ハッキングされたコンテンツ
  • 隠しテキストと隠しリンク
  • キーワードの乱用
  • リンクスパム
  • 機械生成トラフィック
  • マルウェアや悪意のある動作
  • 誤解を招く機能
  • 無断で複製されたコンテンツ
  • 不正なリダイレクト
  • スパム行為のある自動生成コンテンツ
  • 内容の薄いアフィリエイト ページ
  • ユーザー生成スパム
  • 著作権侵害による削除通知
  • オンライン ハラスメントの削除
  • 詐欺や不正行為

これらは「スパム行為」とも呼ばれており、不正が見つかると検索順位が著しく落ちたり、場合によっては検索結果にWebサイトが表示されないこともあります。

低品質コンテンツだと判断されやすい具外的なページ例5選

まず最初に低品質コンテンツだと判断されやすいページの具体例を5つ紹介します。

それらを知った上で、高品質なページを作るためにはどうしなければいけないのか?も理解しておきましょう。

自動生成されたコンテンツページ

1つめは、「自動生成されたコンテンツページ」です。

ん?自動生成ってなに?

自動生成ページとは、特に何も作業をしなくても勝手に生成されるページを主に指します。ECサイトやデータベース型サイトに多く見受けられ、そのページ自体に何も意味を持たないことが多いです。

言い換えれば、人間によるチェックや編集を経ず公開されたページです。

一定のグルーピング処理を行ったうえで、任意の複数のウェブページ内のコンテンツを繋ぎこんで1つのページにするようなことも含まれます。

画像だけのページ

2つめは、「画像だけのページ」です。

WordPressやECサイトに見受けられのですが、「画像をクリックしたら本当に画像だけしかないページに飛ばされて戻るボタンを押した」はありませんか?

例)画像のみのページやサイト

こうしたページも、インデックスできる状態であればGoogleからは評価対象となり得ます。

正直な話、数ページ程度なら問題ないことが多いですが、知らないうちに生成されていて実は20%も画像だけのページがあったとしたらどうでしょうか?実に全体の1/5も占めています。

これが良いか悪いかは断言できませんが、個人的には「多すぎ」だと考えています。

はっち

全体の1/5ですからね。

仮に飲食店に行って1/5のメニューが実は何も意味をなさないメニューだったら二度と行かなくないですか?

内容の薄いアフィリエイトページ

ブログを運営しているブロガーに多く見受けられるのが「内容の薄いアフィリエイト」ページです。他人のページとAmazonや楽天で掲載している画像を組み合わせた比較ページなどが該当します。

他のページでも入手できる情報はもはや必要ではなく、そのページにしかない内容をユーザーは求めてると考えています。

2022年8月1に、そういった趣旨のアップデートを行うというアナウンスがありました。

For example, if you search for information about a new movie, you might have previously seen articles that aggregated reviews from other sites without adding perspectives beyond what’s available elsewhere. This isn’t very helpful if you’re expecting to read something new. With this update, you’ll see more results with unique, authentic information, so you’re more likely to read something you haven’t seen before.

Googleの発表

たとえば、新しい映画に関する情報を検索する場合、他のサイトからのレビューを集めた記事を以前に見たことがあるかもしれませんが、他のサイトで入手可能なものを超えた視点を追加することはありません。何か新しいものを読むことを期待している場合、これはあまり役に立ちません。この更新により、独自の信頼できる情報を含むより多くの結果が表示されるため、以前に見たことのないものを読む可能性が高くなります。

つまり、アフィリエイトページで求められるのは、その商品やサービスを購入・体験してみて、実際にどうだったのか?という本質的な内容が求められることになります。

上位表示しているページの寄せ集めで「比較●選!」というページは、Googleからは不要と判断されやすいと考えて良いでしょう。

隠しテキストや隠しリンクのあるページ

4つめは、「隠しテキストや隠しリンクのあるページ」です。

今となってはあまり見かけなくなりましたが、未だにGoogleは控えるようと明言しています。

  • 白背景に白文字(ユーザーには白背景にしか見えないがGoogleは文字を認識できる)
  • 画面には映っていないように見えるが、実はCSSやJSを用いて意図的に隠している

昔のGoogleは、該当するテキストがページ内にどれだけあるか?という雑な処理をしていた時期がありましが。

しかしユーザーが認識できるページ内に不自然なテキストがあれば違和感を抱きます。

そのため、ユーザーに対してはごまかし、Googleはに対しては見せるという一種のハック的な行為をする人が増えたことによって正当な検索結果にならなかった過去があります。

2022年現在では、そうした手法は逆効果でペナルティ(罰則)対象とさえなえり得ます。

粗悪な被リンクがついているページ(有料リンク含む)

Googleが最も嫌う、意図的な順位操作の1つが「粗悪な被リンクがついているページ」です。

  • 全く違う業界からの大量の被リンク
  • 最低評価のWebサイトからの被リンク
  • 有料で購入した被リンク

これらが主に該当します。

Googleも公言しているように被リンクそのものは検索順位に大きく影響する要素ですが、操作することも可能です。

競合サイトより大量の被リンクがあれば検索順位が上位になる!という過去も確かにありましたが、そういった不正を行う人が増えたことによって、検索結果が正しいものではなくなりました。

それを正すためにも、粗悪な被リンクがついているページも同様に「低品質」だと判断されやすいです。

誤解の内容に伝えると、被リンクは重要はランキング要素なので両立な被リンクを集めることには専念しましょう!

ページの品質をGoogleはどう判断しているか

さて、ここまで読んでくると

じゃあ、低品質ページと判断されないページはどういったもの????

と疑問を抱いていることでしょう。

まずは、Webサイトの基本方針としてGoogleは下記の様に定めているのでもう一度頭に入れておきましょう。

  • ページの目的
  • E-A-T(専門性、権威性、信頼性)
  • メインコンテンツの質と量
  • メインコンテンツの責任者
  • 責任者についての評判

Google検索品質評価ガイドライン

基本的に、全てのページには「目的」が存在しているはずです。

訪れたユーザーがその目的を、メインコンテンツで遂行できるのならOK!
※共通ヘッダーやフッターは考慮しない

その「目的」によっては、上記5つがしっかりとページ内に記載されいていないと「低品質ページ」と判断されます。

例えば!

質)みかんを英語で何という?

回)みかんは英語でOrange(オレンジ)

これで終わりです。そこに「みかんを栽培する方法」「みかんはフルーツの仲間」「他の柑橘系の果物」のようなテキストは不要です。

追加するとしたら「発音の仕方」「英語の起源」こういったものは追加であっても良さそうですが、少なくとも「他の柑橘系の果物」は求められていないことが理解できるはずです。

逆に、

例えば!

質)みかんを栽培する方法は?

回)XXXXXXXXXXX

これは、一長一短に回答もできないでしょう。

  1. 日当たりがよい温暖な場所で育てる
  2. 水はけと風通しをよくして定期的に追肥する
  3. 3月~4月に1~2年の若い接ぎ木苗を植え付ける
  4. 4月から9月までは乾いたら水やり、10月から12月までは乾燥気味に管理する
  5. 7月~8月に摘果をして実の数を制限する

これだけを掲載しても、次の疑問が沸き上がることが想定されます。
でも、この疑問を調べるとさらに次の疑問が浮かび上がることも想定できます。

  • 肥料は何を使ったらよい?
  • 栽培する際に、これやってないと困ることは?
  • 水は何でも良いの?
  • 植え方に注意することは?
  • 収穫に気を付けないといけないことは?
  • 販売するにあたっての注意点は?

どんどん出てくるはずです。

こういった「読んだら次に気になる内容」を「先読み」して用意してあげることが重要です。

しかし、こうした「本当に欲しい情報」をコンテンツ内に用意しないことは、ユーザーにとって頼りにならないコンテンツになりがちなので、結果として「低品質コンテンツ」と判断される可能性は高いです。

まとめ

しっかりと、ユーザーが欲している(裏の)情報まで読み込んで用意することが大切です。

何をもって低品質コンテンツと判断するかは、検索意図に合わせる必要があって、コンテンツ内容を拡充することもあれば、そこまで拡充しなくても良いケースもあります。

表面的なことに惑わされず、常にユーザーと向き合うことを心がけましょう。

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