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はっち
30代の2児のパパ。上場企業のWebマーケティング部署にて累計1,000以上のSEO施策を実行。SEO対策のセカンドオピニオンとして、躍動中。伴走型のコンサルも並行しています。

検索順位が下がった時に振り返りたい「8つの主な原因」

検索順位が下がった時に振り返りたい「8つの主な原因」

検索順位をあげるのは大変なのに、順位が落ちるのはあっという間なのはなぜだろうか。
今回は、検索順位が落ちてしまった時に振り返りたい11の原因をあげてみたよ!

ちなみに、大きく分けると人間の手によるヒューマンエラーとGoogleからの警告、他サイトの評価が上がって相対的に落ちたの3パターンが挙げられます。

順位下落する3パターン
  1. 人間の手によるヒューマンエラー
  2. 他サイトの評価が上がった
  3. Googleからの警告

①の「人間の手によるヒューマンエラー」が大半を占めていますが、場合によっては②もしくは③も当然ながら該当しますね。

当てはまる事象がないか?をチェックしてください。

\Twitterやブログで紹介されると喜びます/

はっち

■ プロフィール:はっち (hacchi_web

  • SEO会社のセカンドオピニオンとして従事
  • 1,000以上のWebサイトをSEO分析
  • スマートにSEOしたいが、時にはフィジカルSEOで対応
  • 基本は温厚、仁義を通さない相手だと気性が荒い
  • 趣味:SEO、アウトドア、温泉
書いてあること

ヒューマンエラーによる順位下落

順位が下がる原因は人間の手によるヒューマンエラーが9割を占めていると言っても良いです。

  • コンテンツの質が低いページの割合が多くなった
  • URLの転送ミス、修正ミス、URLが変わった
  • YMYL系のキーワードで対策している
  • URLの正規化ができていない(重複)
  • 意図しない形でrobots.txtによるクロール制御
  • キーワードの過剰な詰め込み

上記の項目は、私が1,000サイト以上見てきた経験から判断する「良くある失敗例」の傾向です。

コンテンツの質が低いページの割合が多くなった

はっち

質の低いWebページの割合が多いと、自ずとサイト全体も評価が落ちるから要注意!

Wleqといったキュレーションメディアの影響によって日本独自のアップデートがあったことは有名なことですよね。
WELQ退場から半年。事件は医療・健康系検索結果をどう変えたか?

下落の要因というよりは、相対して順位が上がらないというのが強いかもしれません。

【SEO初級】コンテンツ内のテキストがSEOの評価!記載内容が評価基準

URLの転送ミス、修正ミス、URLが変わった

ディレクトリ構造を意識するあまり、「評価されていたURLの内容を変更→リダイレクト失敗&再評価まで時間を要する」例は非常に良く見受けられます。

良くある失敗例

リニューアルやページの修正、ドメインの変更によってURLが変わってしまう

すでに順位が出ているURLは、無理やりURLを変更しなくても良いように考えることが鉄則です。

はっち

CV(成果)に直結しているURLなら尚更注意です!

変更とならないようにディレクトリ構造はWebサイト構築時から、未来を想定した状態でコーディングすることが肝です。

特にDB系の大規模なWebサイトは、少しの変更が多大な影響を及びしかねません。

301・302リダイレクトの意味とは?対処法と間違った処理をしている典型例

YMYL系のキーワードで対策している

YMYLに属するキーワードで対策している場合、順位が乱高下します。

YMYLとはYour Money Your Life(お金や生活)の頭文字をとったもので、金銭や命に関わるジャンル・業界のWebサイトが該当します。

このYMYLはGoogleが特に注視している分野であり、「経験」「専門性」「信頼性」「権威性」の4つ(通称:E-E-A-T)が備わっていないWebサイトはアルゴリズムによって順位が変動しがち。

例えば、下記業界が該当します。

YMYL業界に属するキーワードやWebサイト例
  • 脱毛
  • 保険
  • 大学受験
  • 就職
  • 注文住宅
  • 離婚
  • がん、コロナといった症状系
  • 各種ECサイト

いずれも、信頼性のない人が作った誤った情報が上位表示された場合、該当コンテンツを読んだユーザーには正しい情報が届かない=やってはいけない結果に直結=ユーザーの人生を脅かしかねない=不幸という図式になります。

これでは「使いやすい検索エンジン」とならずGoogle検索の利用ユーザー離れを促進する形です。

人々に与える影響度が大きいYMYL業界では、E-E-A-Tが色濃く反映されるため、ちょっと修正1つで簡単に順位が下落

URLの正規化ができていない(重複)

  • http://exapmle.com
  • http://exapmle.com/index.html(php)
  • http://www.exapmle.com
  • http://www.exapmle.com/index.html(php)
  • https://exapmle.com
  • https://exapmle.com/index.html
  • https://www.exapmle.com
  • https://www.exapmle.com/index.html(php)

これらは全て同じ内容を表示するはずだけど、中身は同じです。

スラッシュ(/)が1つあるかないかでも別URLとGoogleは判断するので要注意。

はっち

さらに、同等URLの混在だけでなく、canonicalの設定が誤っているケースも該当します。

  • canonical設定によって正規化するページが誤っている
  • canonical設定先のURLが存在していない
  • Aページのcanonical設定先のURL(Bページ)のcanonical先が、Aページ(ループしている)

意図しない形でrobots.txtによるクロール制御

URL階層が深くなった場合や、対象ファイル単体をrobots.txtでdisallowに設定した場合も検索順位が大幅下落するポイントです。

例えば、とある画像(A.com/XXX/img/image.png)が評価されており、画像検索でもインデックスされていたとしましょう。

【前提】
・順位が飛んでしまったページA
・ページAには何も修正してないが、順位が吹き飛んでしまった

画像のURLパスがどう表記されているかまで把握している人は少ないこともあって、作業者がrobos.txtに次のように記述した場合は注意が必要です。

User-agent: *
Disallow: /XXX/

ディレクトリXXXをクロール拒否したいという指示ですが、評価されていると仮定した画像(A.com/XXX/img/image.png)までクロール拒否する結果となります。

前提でも記載しましたが、ページAには修正を施していませんが、評価されていると仮定した画像はXXXディレクトリにあるのでXXXディレクトリ配下にあるファイルは全てクロール対象外です。

その画像の内容を最新に更新したところで、Googleはクロール拒否されているわけですから画像が新しくなったかどうかさえ認識できません。

もしフレッシュネスが大事なページ内容および評価されている画像の場合は、情報が古くなったままなので順位下落に繋がる可能性があります。

キーワードの過剰な詰め込み

タイトルやWebページ内に過剰に対策キーワードを詰め込むとGoogleからスパム扱います。

パーセンテージとまではいかないけど、読んでいて不自然だと思うならアウトです。

だいぶ少なくなりましたが、いまだにキーワードをたくさん記載しておけば上位表示する!と勘違いする人がいるので念のため紹介しました。

他サイトの評価が上がって、相対的に貴方のサイトの順位が下がった

修正もしてない!
ペナルティも受けてない!
それのに、順位が下がった!何で!?

そんな時は、競合サイトの評価が上がって、相対的に貴方のサイトが下落したと推察できます。

Googleは絶えずいろんなサイトをチェックしてユーザーが役に立つというサイトを上位に持ってこようとします。

「修正も加えていない」「ペナルティも受けていない」となると、貴方のサイトの評価は当然変わらずに別のサイトの評価が高まったと考えられます。

順位が上がったサイトに「新しく追加されたコンテンツ」や「自分のサイトにはない何か評価されるもの」をチェックしてみましょう。

Googleからのペナルティによる順位下落

Googleからペナルティを受けていると当然順位は下がります。しかも極端に。

Googleペナルティとは、Googleが禁止している行為を行った場合に課せられる重い警告です。

ヒューマンエラーと違い、GoogleからGoogle Search Console上に警告メッセージが来ていたら状況把握は簡単です。

悪質な被リンクが原因

ペナルティの大多数は業者から買った被リンクが原因!

ページ内容と関連性のないサイトやページから被リンクを貼られていたり、アンカーテキストがキーワードを意識しすぎた内容が多いでしょう。

最近、「家具 通販」で入手したよ!

これは「家具 通販」で上位表示させたいがために行った完全一致型と呼ばれる被リンクの例です。

完全一致型は効果は確かにあるけど、スパム以外の何物でもありません。

はっち

不自然さしかない被リンクが大量に検出されるとペナルティ警告を受けます。

1回目のペナルティだったら勝手に貼られた被リンクの可能性もあるし、筋ある説明や行動をして申請をすれば、警告解除してくれるみたい。

でも、2回3回とペナルティが続くと反省の意思なし!!と判断されて警告解除できなくなります。

現実世界でも、前科一犯よりも前科三犯だと『こいつは危険な奴』って思いますよね?笑

まとめ

検索順位が下落する可能性をまとめると下記です。

順位が下落する8つの要因
  1. コンテンツの質が低いページの割合が多くなった
  2. URLの転送ミス、修正ミス、URLが変わった
  3. YMYL系のキーワードで対策している
  4. URLの正規化ができていない(重複)
  5. 意図しない形でrobots.txtによるクロール制御
  6. キーワードの過剰な詰め込み
  7. 他サイトの評価が上がって、相対的に貴方のサイトの順位が下がった
  8. Googleからのペナルティによる順位下落

順位をあげるために施策も当然だけど、こういうマイナス要素を潰すのも意識することを心がけることって忘れがちなので注意しましょう。

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