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はっち
30代の2児のパパ。上場企業のWebマーケティング部署にて累計1,000以上のSEO施策を実行。SEO対策のセカンドオピニオンとして、躍動中。伴走型のコンサルも並行しています。

Screaming Frog SEO Spiderの使い方!<初級編>

【初心者向け】Screaming Frog SEO Spider(カエル)の使い方!

自分のWebサイトの設定や内部リンクの状況、タイトルやディスクリプション、細かいところまで全部チェックしたい。

そう思っていませんか?

Webサイトの調査に便利なものがあるのでぜひ活用しましょう。

はっち

その名も『Screaming Frog SEO Spider』
「カエル」「スクスロ」なんて呼ばれてます。

レスポンジブであろうが、ダイナミックサービングであろうが、サブディレクトリであろうが関係ありません。

Googleがクロールするのと同じように、サイト内をクロールして各要素を引っ張り出してくれます。

当たり前?といっても良いくらい有名な分析ツールが『Screaming Frog SEO Spider』の基本的な使い方を参考にして、SEO対策に役立ててください。

この記事を読んでわかること
  • サイト内の調査はScreaming Frog SEOで十分解析できる
  • サーバーが弱いかも分かってしまう
  • 技術力のないSEO会社に依頼しなくても良いレベル
  • 500URL以上は有料版が必要(年間32,000円)
    (※199ポンド=約161円)

SEOの基礎や概念から知りたい人は、こちらもどうぞ!
【全てのWebサイトに共通】SEOの概念と基本的な理解を言えますか?

\Twitterやブログで紹介されると喜びます/

はっち

■ プロフィール:はっち (hacchi_web

  • SEO会社のセカンドオピニオンとして従事
  • 1,000以上のWebサイトをSEO分析
  • スマートにSEOしたいが、時にはフィジカルSEOで対応
  • 基本は温厚、仁義を通さない相手だと気性が荒い
  • 趣味:SEO、アウトドア、温泉
書いてあること

自他サイトの分析はScreaming Frog SEOで丸裸に!

Webサイト内のソースコード分析をするなら、Screaming Frog SEO Spiderで完結します!

Screaming Frog SEO Spiderの公式サイト
分析できる項目はこんな感じ
  • titleの重複、設定ミス
  • h1の重複、設定ミス
  • titleの重複、設定ミス
  • アンカーテキスト
  • canonicalの有無
  • 301、302、404といったページの有無
  • sitemap.xmlの吐き出し
  • 画像のalt設定有無
  • 全てのリンク設定のミスチェック
  • GA、GSC、PSIと統合
  • その他多数

データを見れるだけじゃなく、それら全てのデータをExcelやCSVとしてダウンロードできるのがまた良い!

はっち

世の中は、本当に便利ですね。

SEO対策をちょこっと分析している人。
ブログだけでなく、実際のビジネスでウェブサイトを運営している人。

知らない人は、ぜひダウンロードして分析しましょう!
ちなみに、Windows、Macのどちらにも対応してるのでご安心を!

Screaming Frog SEO Spiderの公式サイト

インスールから起動まで

それでは、インストールから簡易的な使い方まで一気に紹介します。

Screaming Frog SEO Spiderは英語での説明となっていますが、本記事を読めばインストールから簡易的な使い方まではマスターできます。

Screaming Frog SEO Spider公式のユーザーガイドは記載されていますが、日本語対応はしていません。

はっち

私が日本語対応したページもあるので、下記流れ以外の情報が知りたい場合は、参考にしてください。

サイトへアクセスしてダウンロード

Screaming Frog SEO Spiderの公式サイト

この時点で、取っつきにくいと思う方いると思いますけど、安心してください。
直感的に使えますし、この後の流れを読めば大丈夫です。

Screaming Frog SEO Spiderのダウンロード

ダウンロードボタンを押すと、ポップが出ます。

Screaming Frog SEO Spiderのダウンロード

OSを自動で判断してくれますので、ご安心を!
(※画像はMac版)

ダウンロード完了まで大体1~2分かかります。

起動する

Screaming Frog SEO Spiderを起動
※2023年2月現在は、18.2Verが最新

はい、もうずっと英語です。
検索バーに、URLを打ち込んで「Start」を押しましょう!

Screaming Frog SEO SpiderにURLを入力

そうすると、読み込みが始まります!

読み込み進捗100%になるまで待機

Crawl(クロール)が100%になったら、調査完了です。

調査が完了

Webページが膨大だと1時間以上かかるケースもありますが、ECサイト系じゃない限りは10分もかかりません。

調査完了したら各項目を調べてみる

読み込みが終わったら、気になる項目をクリックして調べましょう!

Titleの場合
  • 「ALL」・・・ページ全て
  • 「Missing」・・・設定がないページ
  • 「Duplicate」・・・重複しているページ
  • 「Same as H1」・・・h1と同じテキストがtitleとして設定されている
  • 「Multiple」・・・2個以上titleタグが設置されている

後述する、h1やdescription、imgのメニュータブもクリックすればそれぞれの内容を調べることができます。

これらはタブメニューと呼ばれ、それぞれの項目によって抽出できる内容が若干異なります。

【日本語】ScreamingFrogのタブメニューの機能説明<国内初>

サイト全体のチェック

サイト全体を一通りチェックするには、下記のような手順でOKです。

手順
「Internal」で内部リンク系をチェック

ステータスコードエラーや、noindex、canonicalの細かい部分が一覧で見ることができます。

手順
タブから好きな項目を選ぶ

項目は、HTMLやIMG、CSSなど様々!

手順
必要に応じてダウンロード

欲しい情報があればエクセルやCSVでダウンロードできます。

手順1:Internalをクリック

Screaming Frogのメニュータブ内の一番左にある「Internal」を押すと、サイト内部の細かいデータを見ることができます。

サイト内部の項目をフィルタ表示可能!

この項目では、「ステータスコード」や「canonical」、「noindex」等の基本的な項目のほかに、「ディレクトリ階層の深度」や「該当ページへの内部リンク数」といった細かい数値まで俯瞰して把握することができます。

Internalで見れる項目と細かい設定

手順2:タブ内の好きな項目をクリック

「Internal」で、さらに細かい項目に絞った形でフィルタも可能です。

はっち

ぶっちゃけ、一番気になるであろう内部にあるページを気にする人が多いので、慣れるまで「 HTML 」だけで良いと思います。

最初は「HTML」だけでOK

手順3:必要に応じてダウンロード

CSVもしくはエクセル形式、どちらでも選べます。

Exportから保存形式を選んでダウンロード

文字化けを避けるのであれば、エクセル形式でダウンロードすると楽です!

CSV、エクセル、スプレッドシート、各種対応

その他、SEO対策をするうえで真っ先にみた方がよい項目

「Internal」は全体を俯瞰してみる項目でしたが、さらに目的に絞った内容でも閲覧が可能です。

タイトルのチェック

SEO上、順位に影響する割合が高いタイトルのチェックができます。

タイトルだけで表示

先ほど説明したInternal内でもみれますが、タイトルだけに絞って見ることができます。

手順
Page Titleをクリック

文字通り、ページのタイトルを指します。

手順
タブから好きな項目を選ぶ

項目は、重複・設定ミス・60文字以上、30文字以下など!

手順
必要に応じてダウンロード

修正に使われる際には、「設定ミス(Missing)」と「重複(Duplicate)」です。

titleはURL別に固有であるべきですが、できればキーワードを意識した内容にしましょう。

【初級】SEOを意識したタイトル(title)タグの付け方「7つの鉄則」

descriptionのチェック

SEO対策では、descriptionは順位に直接的な影響はありませんが、クリック率に影響します。

基本的には1ページに固有の内容にすることが望ましいです。

手順
Meta descriptionをクリック

文字通り、ページの要約を指します。

手順
タブから好きな項目を選ぶ

項目は、重複・設定ミス・155文字以上、70文字以下など!まずは重複のチェックをしましょう。

手順
必要に応じてダウンロード

修正に使われる際には、「設定ミス(Missing)」と「重複(Duplicate)」です。欲しい情報があればエクセルやCSVでダウンロードできます。

descriptionはタイトル同様に、URL別に固有であるべきです。
タイトルに含めることができなかったキーワードを配置するようにしましょう。

【初級】ディスクリプション(description)の決め方と勘違いしがちなポイント

見出し(h1)のチェック

該当ページの大見出しとなるh1を軽視する人が多いですが、設定されているかを確認しましょう。

ちなみに、初期設定だとh1に画像を設定しているとalt内のテキストを検出してくれないので注意が必要です。

手順
H1をクリック

文字通り、ページの大見出し(h1)を指します。

手順
タブから好きな項目を選ぶ

なるべく重複をなくすようにしましょう!
空白のh1があった場合は、h1が未設定なのか、画像を設定しているのかを確認!

手順
必要に応じてダウンロード

修正に使われる際には、「設定ミス(Missing)」と「重複(Duplicate)」です。欲しい情報があればエクセルやCSVでダウンロードできます。

初期設定では、見出しはh1とh2しか拾ってくれません。

しかし、ページの骨組みとなる見出し設定を見誤っているWebサイトが多いので要確認です。

【SEO初級】見出し(h1〜h6)のコツ!羅列しただけで内容が分かるように設定すべし

その他、各要素の細かいデータをチェック

サイト全体・タイトル・h1・ディスクリプションと超基本的な項目も大事ですが、サイト内の内部リンクも重要になります。

はっち

どういったテキストでリンク(アンカーリンクと言います)で、どのURLにリンクを設定(アンカーリンクと言います)しているか気になりませんか?

もし、設定しているリンク先が404ページ(エラーページ)だったとしたら非常に勿体ないです。というより、飛び先のページの情報が知りたいユーザーにとっては、閲覧できないことはストレス以外の何者でもありません。

そういった内部リンクのチェックも可能です。

手順
「BulkExport」をクリック

各要素を細かく選べます。

手順
タブから好きな項目を選ぶ

内部リンク、初リンク、全てのリンク、画像など!

手順
必要に応じてダウンロード

必要に応じて、エクセルやCSVでダウンロードできます。

個別の要素をチェックしたい場合は、メニュー内の「Bulk Export」を選びましょう!

内容は多岐に渡ります

Webサイト内の全リンクを検出できる「All acchor text」がおすすめです。

  • リンク元のURL
  • リンク先のURL
  • 画像(altテキスト)or テキスト
  • リンク先URLのステータスコード

これらが、一覧で見れるデータをダウンロードできちゃいます!

他にもsitemap.xmlを出せたり、任意のページがサイト内のどのページからリンクが貼られているかも分かるようになります!

まとめ

Screaming Frog SEOがあれば、基本的なサイト分析は事足ります。

はっち

技術力のないSEO会社に依頼する必要もありません。

ましてや、このツールの存在すら知らないSEO会社もいるみたいですから(笑)

冒頭でもお伝えしましたが、使い方マニュアルは公式サイトにて公開されています。

しかし、英語なので読む気に慣れない人が続出!ということで、日本語訳にしていますので参考にどうぞ!

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